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epi-LASIKはPRK,LASEKの発展型で我々は医学用語でsurface ablationという言葉を用いますが、いわゆるフラップを作らず、表面からレーザーを当てていきます。したがって、仰るとおりボーマン膜がなくなります。ボーマン膜は上皮の再生に関してはあまり関与していないように思いますが、構造維持に関しては多少その役割を果たしているかもしれません。ただし、過去にPRKを行った症例が、角膜形状に問題をきたした報告はありません。いずれにせよLASIK同様、一定量の角膜厚を残す必要はあるとは思います。epi-LASIKはPRK,LASEKと同様、傷の治りに個人差がありますし、上皮下混濁という合併症も起こりえます。したがって、現状は当院ではLASIKが第一選択で、LASIK適応外の方に行うようにしております。
サッカー、バレーはスポーツとして微妙ですが、本格的に行っており、しょっちゅう顔面に打撲を負うようでしたら、epi-LASIKを選択された方がよいかもしれません。
たしかに、epi-LASIKは始まったばかりで、今後評価、改良がなされるとは思いますので、待たれるのもよいと思います。
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