・MEL80はトポリンク照射において非常に評価が高いと聞きました。標準のMEL80での手術の場合でも、各個人の眼をトポリンク解析したうえで、その人にあった照射を行うのでしょうか?それとも、HRという方式の場合のみ行うだけでしょうか?
初回照射時は、基本的にはトポリンクは使用しておりません。新しいシステムのtwinlineの瞳孔位置補正プログラムは使用し、暗所瞳孔に合わせた理想的な照射は行っております。
・施術時にフラップを作ることで高次収差が増すと聞いていますが、眼鏡等で矯正できない収差というのは非常に厄介に思います。高次収差による見えづらさというのは乱視状態の「物を見た時のブレ」のように常に感じるものなのですか?それとも、殆ど日常生活をする上では不便を感じないほどの収差、なのでしょうか?
高次収差の増加は一般の日常生活には不便を感じない程度のものですが、夜間に関しては少なからず影響があるかもしれません。これが、いわゆるレーシック後の夜間視機能の低下の原因といわれております。
・御クリニックの事前検査では、高次収差・不正乱視の解析(角膜形状解析)をしたようなのですが、その状態を踏まえたうえで、手術適応ということになったのでしょうか?それとも円錐角膜かどうかを中心に調べたのでしょうか?
両者です。適応外としなければならない角膜形状かどうかの見極めとともに、その方がカスタムメイドの照射に適しているかどうかも調べます。
・レーシックの手術によって乱視の矯正が出来ると聞いていますが、その精度はどの程度でしょうか?やはり乱視の矯正は難しい(多少は残る)ものなのでしょうか?
基本的には眼鏡程度の矯正は可能です。3Dぐらいの強い乱視は若干残る可能はあります。
・高度近視の方でも88%は1.0以上という良好な結果が出ています。その中で、もともと乱視が強い人は矯正結果が良くない傾向があるなどの関連性などはあるのでしょうか?それとも、乱視との関連は殆どないのでしょうか?
高度近視・乱視の矯正は戻りも含めて若干精度が落ちることは事実です。 |