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レーシックQ&A・・・適応-PTK(角膜混濁除去手術)
Q、 |
はじめまして。私は22歳の学生です。視力は 左:0.2 右0.08です。左:D-4,5 右:D-6.0のコンタクトを使ってます。左目にはー1,0Dの乱視があります。コンタクトレンズ(2week)歴4年です。ちょうど一年程前に、その日レンズをしたまま寝てしまい、左眼の角膜に傷をつけてしまいました。その後眼科の先生に角膜潰瘍(角膜炎?)だったと言われたと思います。それから、「悪い場所(視力が見えにくくなる場所、おそらく角膜の中心付近)に傷をつけてしまったね。今までかなり無理なコンタクトの使い方してたでしょ?これからはちゃんと使用方法を守って使いなさい。」と言われ、反省し、それからは気をつけていました。その後、角膜潰瘍(角膜炎?)の傷を処方してもらった目薬で治療を続けたのですが、結果的に角膜の傷跡の濁り(混濁)を残してしまいました。先生に「この濁りは治りませんか?」と聞いたところ「薄くはなるかもしれないけど、もう固まってしまっているから治らないね。傷の大きさより傷ついた場所が良くないから視力が出にくい。」と言われました。コンタクトレンズを使っても左右の目とも矯正視力1.2ちゃんと出るのですが、左目は 以前のようではなく、はっきり見え方の質が落ち、光も少し反射したりにじんだりしています。めがねをしても角膜の濁りの影響で左目は矯正視力0.7〜0.8ぎりぎり出る状況です。こんな状況で、将来目に抱く不安も大きくなり、近視手術を考え始めました。レーシックには検査の時点で手術できる人と出来ない人がいるとお聞きしています。角膜の厚さが足りているかなど、色々な条件があると思いますが、それらの条件を満たしていてかつ、角膜の混濁だけを見た時、私の場合左目の角膜の混濁を残した状態ではレーシック、ラセック、PRKなどの手術の適応になるのでしょうか?適応なる可能性がある場合、時間が許す時に検査したいと思っています。また、PTK(角膜混濁除去手術)という手術があると聞いたことがあるのですが、PRK=PTK+近視治療という解釈でよろしいのでしょうか?この手術をすれば私の角膜の混濁は治るのでしょうか? |
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A、 |
とてもよくお勉強をされてますね。
あなたの目は、本当の意味で、レーザー治療が効果を発揮するのではないかと思います。混濁の程度、深さ、が重要ですが、コンタクトで1.2出るのであれば、あまり重篤な混濁では無さそうですね。眼鏡では視力が出ないとすると不正乱視になっているのかもしれません。
さて、PTKは同じ深さで同じ面積を削る方法で、あなたのような角膜混濁の治療に用います。角膜表層の約1/4の深さまでの混濁が対象ではないかと思います。表層から削ることに関してはPRKと同じです。PRKは中心を深くして屈折を矯正するわけですから、その削り方が違うだけです。
さて、PTKは「同じ深さ」と申しましたが、実際は中心のレーザー効率が良いため、PRK効果、すなわち遠視化してしまうことが問題です。でも、あなたのような近視の方の場合は近視も矯正され、悪い言葉ですが「一石二鳥」ですね。LASIKはそのまま混濁部はフラップとして残ってしまうので適応外です。
PTKの遠視化の程度はとてもアバウトなので、一度混濁を取ってから、その後の屈折状態をみて再度PRKで補正となるかもしれません。
実のところPTKはその削る深さの設定など、とても難しいと感じております。 このあたり、ある程度経験のある医院を選択された方がいいと思います。
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このQ&Aは中村の個人的見解も多分に含まれており、又、御覧頂く方によりましては適切でない場合もありますので、鵜呑みにせず、あくまでも参考としてご活用いただくようお願いいたします。
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